ヘアカラーでアレルギーが起こる?チェック方法やアレ ルギーがある場合のカラー方法

2020-03-21

ヘアカラーをして、かぶれたことがある人はもしかしたらアレルギーかもしれません。カラー剤でアレルギーを起こす人は、全体のおよそ1割程度と言われており、稀にですがアレルギー反応を起こす人もいるようです。そこで今回は、ヘアカラーで起こるかぶれの種類や、対処法について紹介します。

 

ヘアカラーで起こるかぶれの種類

①アレルギー性接触皮膚炎

カラーリングをしてしばらく経ってから、赤みやかゆみ、かぶれが出てきます。24時間後や、カラーをして3日後くらいに発症するケースもあります。これは、カラー剤に含まれる化学物質に免疫系が過剰に反応してしまうことが原因です。体質的なものなので、またカラーをした時に同じようにかぶれが起きてしまうのがこのアレルギー性皮膚炎の最大の特徴です。

 

【対処法】

ヘアカラーのアレルギー物質とされているのが「ジアミン」という成分です。これは一般的なカラー剤(酸化染毛剤)に含まれる成分。ジアミンアレルギーである場合には基本的にジアミンが含まれるカラーは、体質的に合わないためサロンでは施術できません。あらかじめ分かっているのであれば必ず伝えるようにして下さい。
ですが、ヘアマニキュアや非ジアミン系のカラー剤であればカラーすることもできます。特にヘアマニキュアは地肌にカラー剤がつかないように施術していくものなので、こういったケースでもできる可能性があります。
アレルギーのチェック方法にはパッチテストがあります。薬剤を体の一部に塗ってアレルギー反応が出ないか確認するという方法です。ですがアレルギーかもしれない疑いがある場合や、それらしい発疹、かぶれがある時は皮膚科を受診するのが最も正確でしょう。

 

②一時刺激性接触皮膚炎

これは、特定の成分に対してアレルギー反応が出るタイプとは違って、薬の濃度が高すぎたり頭皮のバリア機能が弱まっていた際に起こる一時的なかぶれです。この場合はカラーをしている最中から、かゆみや赤みが発生することが多いのが特徴です。

 

【対処法】

カラーをしている最中に反応が感じられた場合には、状態に合わせてすぐに洗い流すようにします。通常のカラー剤も使用することはできますが、皮膚の炎症を防ぐために、体調が悪い時にはカラーの施術は行わないようにしましょう。また、こういった症状が出やすい人には、

・髪の生え際に保護クリームを塗る
・頭皮全体に専用のオイルを塗布
・地肌に薬剤がつかないように塗る

といった対応をサロンでとることもあります。

 

最後に

カラーで頭皮のかぶれやアレルギーが起こる方は、ヘアマニキュアで染めるようにすると良いでしょう。ですがヘアマニキュアは通常のカラー剤よりも落ちやすいというデメリットもあります。
なので一時的なかぶれが気になる方や頭皮がやや弱いという方は、白髪染めをしたいのなら当店では良草カラーもおすすめ。オーガニック成分配合で地肌や頭皮に優しいカラー剤ですよ。
また、アレルギーの方は、カラーする際は事前に担当美容師に伝えるようにして下さいね。