ブログBlog
ヘアカラーって様々な種類があって、何を選べばいいのか、何が違うのかよく分からないこともあるのではないでしょうか?確かに近年はカラー剤も進化を重ねていて、そのバリエーションはかなり豊富になってきています。ですがそんな中でもカラー剤は大まかに分類することができます。
この記事では、カラー剤の種類と、それぞれの特徴を簡単にわかりやすく紹介します。
①アルカリカラー
アルカリカラーは、最も一般的なカラーです。白髪染めで使うカラー剤もほとんどがこのカラーに該当するでしょう。アルカリカラーは、1剤と2剤で分かれていて、1剤にアルカリを含む成分、2剤に過酸化水素を含む成分が含まれています。この2つを混ぜ合わせることで薬の反応が始まり、初めてカラー剤として機能します。
元々ある髪のメラニン色素を脱色し、そこに新たな色を入れて染めるのがアルカリカラーの仕組み。色素が髪内部に入るので最も長く色味が続くカラー剤です。(髪のダメージレベルによっては脱色してしまうこともあります。)
②ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは酸性染毛料とも呼びます。このカラー剤はアルカリカラーとは違い、脱色効果がありません。髪のメラニン色素を脱色せずに染めていきます。髪の表面に色味のあるコーティング剤を塗るようなイメージでしょう。まさに、爪に塗るマニキュアみたいな感じですね。
このカラー剤は、きちんと脱色をしていないので、数週間で色落ちし元の髪色に戻るのが特徴です。ですがその分ダメージはしにくく、カラー剤でかぶれてしまうジアミンアレルギーの人でも染めることができるでしょう。
コート剤のような役割もするので、髪にツヤがでやすいというメリットもあります。
③カラートリートメント
最近流行りのカラートリートメントは、ヘアマニキュアと混同しやすい存在かもしれません。ですがカラートリートメントは塩基性カラーというカラー剤で、酸性染料であるヘアマニキュアとは異なるカラー剤です。カラーバターという名前のものもこの部類にあたります。カラー剤は基本的に塗った直後から反応が始まり、着色が完了するまでの時間はある程度決まっています。カラートリートメントの場合、この着色に対する速度が最も緩やかなため、塗りムラになりにくいのが最大の特徴でしょう。
マニキュアと同じように髪表面に着色しますが、美容成分が多く配合されているものが多く、酸性染料とは染まるメカニズムもやや違うのできしみにくく髪に優しいカラー剤です。ですがこちらも落ちやすいので、モチは数週間程度でしょう。
④ヘナカラー
ヘナカラーは、染色効果があるヘナという植物の葉を乾燥させ染料剤にしたカラーのことです。主に白髪染めとして利用します。ヘナは天然染料なので頭皮や髪に優しく、アレルギー体質の方でも染める事ができます。ですが、色味がオレンジ系ブラウンに限定され天然染料ということもあり、一般的な美容室ではあまり導入されていないのが現状です。
最後に
現在取り扱われているカラー剤は、大まかに【アルカリカラー、ヘアマニキュア、カラートリートメント、ヘナカラー】の4種類に分けることが出来ます。それぞれの特徴を知ることで自分に合うカラーを選ぶことができるでしょう。
それぞれの発色も異なるので、やりたい髪色やヘアスタイルに合ったカラー剤が選べるといいですね!